2016-01-01から1年間の記事一覧
さて、『日本の保守派が抱える危機(1)』の冒頭にあげたジョシュア・ブレイクニー氏は、ホロコーストを否定しているだけではなく、9・11テロをアメリカによる自作自演と主張されている。典型的な『陰謀論者』である。それだけではない。彼は、旧ゾヴィエト時…
二年前、私は独自のラジオ番組を持つジョシュア・ブレイクニーというジャーナリストから、フェイスブックの機能を通してメッセージを頂いた。 「こんにちは。私はカナダ在住のイギリス人ジャーナリストです。私は自分のラジオ番組を持っていて、あなたをゲス…
プーチン大統領の訪日を機に、ロシアが果たして信頼に値するか、交渉での取り決めを守るかの議論がなされているようだ。今日も北方領土問題が解決しないのは、アメリカの責任であるという声も何故かある。 「ロシア国民の多くが北方領土返還に反対している中…
ウクライナ不法占拠から始まって、シリアへのロシア軍派遣、アメリカ大統領選挙に影響を与える事を目的とした、民主党と共和党への大胆なハッキング、シリア・アレッポにおける連日連夜に渡った大規模な空爆による一般市民への虐殺などを考えれば、2012年、…
アサド大統領の下、シリア政府軍による反政府軍拠点『東アレッポ』への包囲戦は、アレッポの陥落と、今も続く市民への虐殺で終局を迎えたようだ。 以下はナショナル・レビュー誌の報道である。 Russia Wins Again -- Aleppo Falls | National Review -------…
先日、「なぜ日本は海外メディアに誤解されて報道されるのか」といった趣旨の記事を見かけた。この記事は、海外の日本に関する報道の基本に、日本に対する人種差別があると示唆していたが、全て単純に人種差別、戦前から今に続く日本に対する敵視などに原因…
2012年の大統領討論に於いて、当時二期目の当選を狙うオバマ大統領は、共和党からの対候補者であるミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事の「ロシアはアメリカの安全保障に対する一番の脅威である」と主張した事に対し、「80年代の政策だ」とあざ嗤った…
トランプ氏の選挙中の公約から始まって現在に至るまで、トランプ氏ほど、「既成の政治家とは違い、分かり易い言葉で、そのままをハッキリ語ってくれる」と評価を受けながら、実際には彼の真意が全くの不明である次期大統領もいない。メディアや批判者らは、…
以前、マイケル・オースリン氏の書かれた安倍首相に関する記事をご紹介した事がある。 オースリン氏は、元イェール大学助教授であり、現在は保守派シンクタンクである「アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート」の常勤研究員、ウォール・ストリー…
先月始めの11月2日、ヒラリー・クリントン元国務長官が、ワシントンDCのピザ・レストランにおいて「マネー・ローンダリング」から始まり「子供相手の性犯罪」に関与している、というニュースが流れた。これは意図的に捏造された偽ニュースであり、社会的責任…
以前も書いたが、私は、日本軍による『南京30万人大虐殺』や『南京40万人大虐殺』などは、荒唐無稽なプロパガンダであると考える。 ところがこの『30万人説』や『40万人説』に対する反発として、これらを否定する為に、『虐殺は起こらなかった説』や『(虐殺…
多くのトランプ支持者は、「トランプ氏は思ったことを、そのままハッキリとわかるように言ってくれる」ことを、既成の政治家には無いトランプ氏の魅力と主張してきた。この、「トランプ氏は、自分の考えをそのまま分かり易い言葉で述べる」とは、一部支持者…
ローン・ウルフ型のテロが急増する中、911テロ後にアルカイダのトップ首謀者、カハリド・シーク・モハメッドを尋問していたジェームズ・E ・ミッチェル氏の回顧録が出版された。その中で、911テロ後に、更に新たなテロ攻撃を多発させようとしていたアルカイ…
化学兵器ウォッチドッグの加盟国は、シリア政府による、自国民に対する化学兵器の使用とその実態への説明をシリアが滞っている事を批判した。 オランダに駐在しているオーストラリアのブレット・メイソン大使は、ハーグでの会議で、シリアによる化学兵器を使…
キューバのフィデロ・カストロ議長が90歳の生涯を閉じました。 Former Cuban leader Fidel Castro dies at 90 | Washington Examiner カストロ元議長は、20世紀で最も多くの殺人を犯した最も残忍な独裁者の一人です。彼の残忍さ、冷酷さと比較されるべき独裁…
数日前、ロシアが北方領土(国後島と択捉島に最新式対艦ミサイル・システムを配置し、これによって北方領土海域内を運航する戦艦だけでなく、北海道全域が射程圏内に入った事になります。日本政府は、岸田外相が「日本政府は事情を調べて、然るべき処置をとる…
以下の記事に対して、果たして米メディアは嘘をついたのか、という視点から、反論をしたいと思います。 www.zakzak.co.jp 次期米国大統領にドナルド・トランプ氏が決まったことを多くの米国民が受け入れず、9日夜には全米25都市で抗議の「反トランプデモ…
トランプ次期大統領によって、TPP不参加が主張されている。 日本でも、「TPPは、グローバリストと呼ばれる怪しげな国際的な秘密団体 -----おそらくユダヤ人かアメリカ人-----が、国境の無い世界に日本を組み込むために、日本の国内産業を破壊し、他国との貿…
アメリカ大統領選がいよいよ終焉に迫っていた先月10月、ロシアが高度ミサイル防御システムSA-23をシリアに配置した事がアメリカ政府高官によって確認され、元国連大使でAEI上級研究員のジョン・ボルトン氏もフォックス・ニュースで語られていました。 公式に…
トランプ次期大統領の政策に関して、日本の一部の方々が「トランプ新大統領は中国を軍事力で抑える」や、「政策顧問が明らかにしたアジア政策」など、自信に満ちた調子で書かれている記事を拝見しますと、本国アメリカの熟練した政治評論家やアナリストらが…
2016年の大統領選挙には、全員で17人が共和党から立候補していました。 その中で、私は元脳外科医のベン・カーソン氏は、アイオア州での投票後、「洋服を新しく着替える為」として、選挙結果を受けた自らの祝賀会に参加せず、フロリダ州の自宅に飛行機で戻り…
ドナルド・トランプ氏の大統領当選は、ロシアや北朝鮮などの敵対国を喜ばせながら、アメリカの同盟国を困惑させていると言われています。実際プーチン大統領は、トランプ氏の当選を、クリミア侵攻とシリア情勢をキッカケとした米ロの緊張関係改善の糸口とし…
ドナルド・トランプ氏が第45代目の大統領に当選し、来年1月には大統領として就任をしますが、この事実を以て、我々はパニックに陥るべきでしょうか。デモによってトランプ氏大統領就任への反対を唱えるべきでしょうか。 どんな場合でも言えることですが、心…
まず、大多数の国民がトランプ氏を支持したかのような意見が見られますが、これは事実ではありません。 第一に、全国で見るトランプ氏の得票数は58,864,233票です。(11月9日現在) 実際に投票を行なったのは有権者の56,9%ですが、そのうちの半数以上がヒラリ…
多くの共和党支持者がトランプ支持に回った原因の一つとして、リベラル・メディアによる、過去の共和党候補者に対する、時には事実に根差さない感情的な非難の歴史があった事が挙げられるとされています。 デイリー・ビースト誌は、これについて、 「彼の全…
大統領選挙を一週間以内に控えても、ヒラリー・クリントン元国務長官支持者とドナルド・トランプ氏支持者の間では、どちらがマシだか、どちらが大統領となるべきかの議論が盛んになされていますが、370人以上の経済学者、122人の外交・安全保障専門家が、ト…
トランプ支持を奨励している人々は、ヒラリー支持者を『グローバリスト』を呼び、批判しますが、『グローバリスト』が一体何を指すのかは定かではありません。『グローバリズム』陰謀説論者には、まるでヒラリーの政策が国境を撤廃する事のように吹聴してい…
大統領選挙を一週間後に控え、殆どのメディアは大統領選挙に関連するニュースを報道しています。 FBIのジェームズ・コーミィ長官によるヒラリー・クリントン候補のe-mail疑惑捜査終了宣言の撤回が、選挙結果に影響を与えない筈は無く、世論調査ではヒラリー…
FBIのジェームス・コーミィ長官は金曜、ヒラリー・クリントンのトップ補佐官であるヒュマ・アベディンの夫であるアンソニー・ウィーナー元下院議員のコンピューターから新たに見つかったe-mailを基に、ヒラリー・クリントン元国務長官に対する捜査が終了した…
昨日ユネスコは、ユダヤ教の聖地であるエルサレムの「神殿の丘」と呼ばれる地域は、ユダヤ教とは関係がなく、イスラム教の聖地であるとの決議を可決しました。これは、国連の下部組織であるユネスコが、パレスチナと国連加盟国の多数を占めるイスラム教主義…