2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オバマ大統領による広島訪問への米国内反発

いつものように、オバマ大統領の意図した『和解』や『癒し』、『友好』の案は、結果的に全く別の感情を米国内で招いています。 保守派のメディアであるナショナル・レビューやウォール・ストリート・ジャーナル紙は、こぞってオバマ大統領の広島訪問に懸念を…

昭和天皇と靖国神社 ---『A級戦犯合祀』

「私たちはこれを政治問題化したくないんです」 靖国神社権宮司にお会いし、お話をお伺いした時に、そうおっしゃった事を覚えています。国を守る為に戦地に赴かれて亡くなられたこと、『英霊』の方々にもご家族がいらっしゃったこと、人としての人生があった…

米保守系メディアによる「トランプ支持者の分析」

保守派メディアであるナショナル・レヴユー誌の編集長、ジョナ・ゴールドバーグ氏が、トランプ氏の支持者の分析を行ない、自分にどのグループに問題を感じるか記事にしました。 Donald Trump & Republican Nomination -- I Still Won't Vote for Him | Natio…

ドナルド・トランプの『災害的経済政策』5月9日、zakzak記事への反論

日本でドナルド・トランプ氏がどのように報道されているかはあまり存じませんでしたが、どうやら誤解があるように感じます。 5月9日のこのzakzakの記事は、トランプ氏が過去4回破産をした事と、又それから立ち直った事に注目し、「不死鳥のように復活するの…

カルト信者と化すトランプ支持者

トランプ氏が掲げる「外国からの輸入製品への関税を高く設定する政策」によれば、平均的アメリカ人家庭では、年間約$6,000(約66万円)多い支出をすることになります。 Study: Trump-style tariffs on all imports would cost the average U.S. household $6…

アメリカから見た第二次世界大戦 (4)

さまざまな視点から第二次世界大戦を考えていく試みは、これからも続けて書きたいと考えております。「東京裁判」は、日本の行動を裁くものでしたが、決してアメリカの視点を説明するものではありませんでした。ですから、どんな「自虐史観」の教科書でも、…

アメリカから見た第二次世界大戦 (3)

アメリカが日本に警戒心を持ち、正規の戦争以外の外交、制裁などを以て牽制しようとした理由は、①、当時民主主義国家へ変わると考えられていた中国に対する同情と、②、イギリスに敵対し、ヨーロッパを手中に収めようとしていたナチス・ドイツとの友好関係が…

アメリカから見た第二次世界大戦 (2)

「アメリカが中国やアジアにおける列強の利権を守る為に、日本に対して戦争を仕掛けた」という説がありますが、実はアメリカは、ヨーロッパ列強の植民地支配や帝国主義を支援していた事はありません。 例えば、戦後オランダがインドネシアを去ったのは、アメ…

クレムリンの影が見え隠れする、トランプ氏の外交アドバヴァイザー達

ドナルド・トランプ氏の軍事戦略の知識をどこから得ているかについて、昨年トランプ氏は『ミート・ザ・プレス』での質問に答える形で、「テレビです」と答えています。 先月、『モーニング・ジョー』に出演した際の「外交政策について誰に相談をしているか」…

アメリカから見た第二次世界大戦 (1)

最近は、第二次世界大戦を昭和天皇、226事件、陸軍穏健派から見て参りました。 再び日本から見た視点に戻る前に、視点を変えてアメリカから見てみたいと思います。 「アメリカがなぜ日本となったのか」という視点は、考えられているようで見落とされている視…

昭和天皇と第二次世界大戦 (4)穏健派•宇崎一成

秦郁彦氏の『昭和天皇五つの決断』によれば、 『本庄日記(*¹)、原田日記(*²)など天皇の生野声を記録した文献で見ると、天皇は、(1)軍縮賛成、(2)満州事変反対、(3)軍司令の権限強化反対、(4)国際連盟脱退に不賛成、(5)日ソ不可侵条約賛成、(6…