2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日米の政治事情  保守派が保守派でなくなる時

私はアメリカの政治事情や日本の諸事情に関して、日米両国の人々と、議論をする事がしばしばあります。 最近は、大統領選、また党の指名選において、トランプキンやトランボットと揶揄される、ドナルド・トランプ氏のサポーターの方々と議論を交わしています…

IWGレポートについて、

私は2014年の9月11日、当時一緒に活動していたアメリカ人と、ワシントンDCにある国立文書館へ行きました。そのアメリカ人に言わせると、「公開されたアメリカの文書の中に慰安婦問題に関連するものがあるに違いない」という事で、慰安婦問題に少しでも進展が…

国連という組織-----クルト・ヴァルトハイム事務総長

1945年に、戦勝国を基とした『国際平和の維持(安全保障)と経済や社会などに関する国際協力の実現』を掲げる国際機構として国際連合が誕生しました。中国やロシアなどの例外もありますが、設立当時の51カ国の加盟国の殆どは、自由や人道主義を掲げる…

国連という組織-----コフィ・アナン事務総長

1994年の4月から起こったルワンダの虐殺(民族浄化)では、ほんの100日間の内に80~120万人もの無垢の命が奪われました。 この犠牲者数は、第二次世界大戦における軍人、民間人を合計した日本人犠牲者と同じレベルです。 これだけの人命が、たった1…

オバマ大統領、グアンタナモ収容所閉鎖についての記者会見

オバマ大統領は火曜日、テロリストが収容されているキューバの米海軍基地内のグアンタナモ収容所を閉鎖する計画を、4つのプランを説明しながら記者会見しました。この計画は2008年のオバマ大統領当選翌日から主張されていたオバマ大統領の政策です。 4つのプ…

自虐史観と自慢史観

「私のご先祖様は、悪い事をしたの? お母さん、だから私は悪い日本人なの?」あなたは、お子様にどう教えられますか? 私は、こう教えます。 「ご先祖様が悪いことをしても、あなたが悪いことをしていなければ、あなたは悪い日本人ではないのよ。どんな国であ…

日露戦争と第二次世界大戦

2015年の終戦70年を記念しての安倍談話で、「植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」と安倍首相が言及されたのが、日露戦争です。 平成27年8月14日 内閣総理大臣談話 | 平成27年 | 総理指示・談話など | 総理大臣 | 首相…

オスマン帝国とヨーロッパ

イスラム教徒とヨーロッパのキリスト教徒との間の諍いの歴史は古く、イスラム教が誕生した6,7世紀にはじまったと言えます。イスラム教が誕生して以来、17世紀に到るまで、優勢を誇っていたのはイスラム教徒側でした。 オスマン・トルコ帝国のイスラム教徒は…

アメリカ犯罪事情

元、ニューヨークの警察官で、“Blue Blood” (2004)と、小説 “Red on Red” (2012)の著者であるエドワード・コンロン氏がウォール・ストリート・ジャーナル紙に書いた記事です。 The Racial Reality of Policing - WSJ www.wsj.com 私は警察とは無関係な立場で…

左翼の集団自殺的『平和主義者』

『殺すくらいなら、殺されよう。』 「どんなに世界が残酷で、日本に危機が及んでも、攻撃や侵略をされても、私たちは戦わないと日本国憲法に誓った。守ったり戦ったりするより私たちの心にある永久の平和を大切にしよう」 出掛けていく戦争に反対する国民は…

バラク・オバマ------アメリカ史上最悪の大統領

オバマ大統領が自分の成し遂げた最大の功績としているのが、イラク戦争の終結、すなわち、イラクからの米軍の撤退です。これはご自分でよほど強調したいらしく、何度も繰り返して「2008年に私はイラク戦争を終えると約束して、私はその約束を守った」と演説…

『南京大虐殺』 阿羅健一氏の情報操作 (?)

私は以前、南京大虐殺は起こらなかったと信じておりました。今でも中国側の主張する30万人虐殺説は信じておりません。 それでも、日本軍への補給が殆ど届かなかった中国戦線の実情を学んで、近代史専門家の秦郁彦氏の仰る4万人虐殺説こそ、論理的だと思うよ…

『南京大虐殺』 月刊『正論』記事への反論

月刊『正論』の記事だそうですが、抜粋した上で、特に秦郁彦先生に関する記述について、いくつか反論をさせて頂きます。 「南京」と墜ちたユネスコ・国連 登録資料・中国版「アンネの日記」自体が「大虐殺」不在の証拠だ | Web「正論」|Seiron ---------- […

若者が過激派に加わる理由

www.youtube.com ジハーディ・ジョンと呼ばれたISISのメンバー、「モハメド・エムワジ」が、クウェート出身のイギリス人であることは知られています。彼はイギリスで教育を受け、ウェストミンスター大学を卒業しています。 実はヨーロッパやアメリカ、アジア…

イラク戦争の是非 (2) 「大量破壊兵器はあったか」

結論から言えば、大量破壊兵器は当然ありました。現在、イラクで勢力を広げるISISが、マスダード・ガスなどをクルド人勢力に対して使用している事も明らかになっています。 Exclusive: Samples confirm Islamic State used mustard gas in Iraq - diplomat |…

イラク戦争の是非 (1) 「ブッシュ大統領は嘘をついたか」

2月13日夜の共和党討論会において、ドナルド・トランプ氏が「ブッシュ大統領は国民に嘘をついてイラク戦争を始めた』とジョージ・W・ブッシュ前大統領を糾弾したばかりですが、このような『ブッシュが嘘をついた』という非難は、事実であるかのように未だ主…

本当にあった食人事件…父島事件

『アンブロークン』という映画がアメリカで公開されたのは、一年前のクリスマスでした。 この映画についての噂に、日本には人肉を食する儀式的な習慣があったという描写が映画の中でなされていると言うものがありましたが、実際にはそのような描写も、そのよ…

通州事件のユネスコ申請に関して (4)

日本人の間にはあまり知られていない事件ですが、1857年にインドの反乱軍によって、『カウンプールの籠城』と呼ばれる虐殺事件がおきました。https://en.m.wikipedia.org/wiki/Siege_of_Cawnpore正確な犠牲者数はわからないものの、女性・子供206人を含める…

通州事件のユネスコ申請に関して…(3)

通州事件のユネスコ申請に関して…(3) 日本人以外の方との歴史討論で感じる事ですが、日本人が考えている歴史観と、日本を一歩出たところの外国人の考えは違うようです。 「いずれの歴史認識が正しいか」という判断よりも、歴史認識に違いがある点は認めた…

通州事件のユネスコ申請に関して…(2)

通州事件のユネスコ申請に関して…(2) ナショナリスト的な考えでは、「中韓は日本の敵」、「アメリカも敵」、「中韓以外のアジアの国々では、戦中の日本の行ないは感謝をもって受け入れられている」という理解のようですが、実際の意識調査では、フィ リピ…

通州事件のユネスコ申請に関して…(1)

通州事件のユネスコ申請に関して…(1) 通州事件をユネスコの記憶遺産に申請しようという日本側の動機は、「南京大虐殺の登録を受けて」と言われている。 「通州事件」ユネスコ記憶遺産に申請へ つくる会「世界に知ってほしい」 中国人部隊の邦人200人殺…

ISISより酷い中韓のテロ活動?

或る著名な方のフェイスブックのタイムラインが随分シェアをされていて目に付いたのですが、人気のあるブログをなさっている方ですので、良いものをお書きになっていらっしゃるのだとも思いますが、事実誤認が甚だしく思えましたので、いくつかの点だけここ…

デーナ・ローラバッカー議員

2014年の夏、カリフォルニア州選出の共和党下院議員、デーナ・ローラバッカー議員にお会いして、慰安婦問題などの歴史、外交問題についてお話をしたことがあります。 当時、私はアメリカの政治事情に関する知識は殆ど無く、アメリカの有力政治家で、中国の脅…