日本の歴史、政治

国破れて頑迷あり 中西氏への反論 ②

『今回の日韓合意に際しては、北朝鮮の核実験とミサイル発射が迫っているというタイミングでアメリカから日韓双方に対し合意への圧力があった以上、安倍首相は安全保障を優先して慰安婦問題で大幅譲歩したのはやむを得ない、正しい選択だった、とする保守派…

「さらば理性、もはやこれまで」 中西氏への反論 ①

中西輝政氏の「さらば安倍晋三、もはやこれまで」の記事を、いくつかに分けて引用させて頂いた上で、見解の違いを述べたいと思います。 --- 『実際、「安倍談話」と「日韓慰安婦合意」は、歴史観をめぐるこの数十年にわたる日本の保守陣営の戦いにおいて、ま…

ブローカード・コンヴェンションを恐れるトランプ陣営の脅迫と#NeverTrump

『ブローカード・コンヴェンション(或いはオープンド・コンヴェンションとも呼ばれます)』となれば、一般投票の結果に拘束されない共和党選挙人による投票となる為に、ドナルド・トランプ氏にとっては有利に働かないことを今までにも述べて参りました。 ト…

トランプ氏によってもたらされた共和党分裂の危機 4月5日ウィスコンシン州選挙

火曜日夜開票されたウィスコンシン州での共和党オープン・プライマリー選挙で、テッド・クルーズ議員が52.9%の得票率で勝利を収めています。 ウィンスコンシン州での結果をもって、クルーズ議員の選挙人獲得の合計は505人となりました。 首位を走るトランプ…

ホワイト・ハウスの検閲

オバマ大統領とフランスのオランド大統領が木曜、ワシントンで会合を開き、テロリズムに対する対抗戦略を話し合いました。 しかしながらホワイト・ハウスは、オランド大統領の使った『イスラム教テロリズム』という言葉が気に入らなかったようで、ホワイトハ…

デマゴーグ(煽動的民衆指導者)としてのドナルド・トランプ

「その他全ての煽動者と同じく、トランプ氏は彼の嘘を、支持者の忠誠心を試すテストとして用いている。彼は支持者らが精神的に深くそれを信じ込み、それに従う以外の選択肢がなくなるまで、彼の描く『作り話』を信じるように強要している。」 ドナルド・トラ…

ドナルド•トランプの引き際

一連のトランプ氏の言動や、トランプ氏の資質を鑑みて、トランプ氏が果たして本心から大統領となりたいと考えているのかを疑問に思う声が、メディアから出ています。 この疑問は、私も感じていたことですが、ナショナル・レビュー誌が、過去のトランプ氏の自…

元妻が語る、ISISリーダー、アブ・バクル・アル・バグダディ

ISISのリーダーであるアブ・バクル・アル・バグダディの元妻が語った、彼との結婚生活に関する記事です。 nypost.com 彼女は世界で一番危険なテロリストと結婚していた、しかしながら、彼女の夫がISISのリーダーであった事には気づかなかったと言う。 アブ・…

植民地支配について考える (3) イギリス連邦の場合

ここでまた問題となるのが、民族の自決、或いは民族主義(ナショナリズム)と呼ばれるものです。 何度か以前も書きましたが、実は、ナショナリズムというものは、19世紀のヨーロッパで誕生した概念であって、それまではヨーロッパの国々でさえも、支配者(支配…

植民地支配について考える(2) アステク、インカ、マヤの場合

白人による侵略によって民族浄化され、絶滅した場合があったかどうかを考えてみます。 一般的に、白人によって植民地化された国、帝国、或いは地域は、統治した国と比較した場合、発達していない地域であって、時には未開の非文明国でもあります。 アメリカ…

政治家としての自殺的主張を繰り返すドナルド・トランプ

ドナルド・トランプ氏の行き過ぎた、(政治的)自己破壊的な言動に、トランプ支持を表明していたジャーナリストのアン・コルターや、ニュート・ギングリッチのような議員までが、疑問を発するようになりました。アン・コルターは、一連のトランプ氏の行状を…

植民地支配について考える (1) インドの場合、

欧米にも『自虐史観』と呼ばれるものが存在しない訳ではありません。 『白人帝国主義』や欧米による『植民地支配』を謝罪したり、欧米による植民地化の歴史を、アフリカや中東の内戦や内乱、発展途上の責任とする意見は、欧米左翼の側から頻繁に聞こえます。…

3月24日、国連は誰を非難したか

ブリュッセルで起きたテロの直後、ニューヨークの国連人権理事会は、女性の人権侵害の甚だしい国として、イスラエルを唯一名指して批判し、イスラエルに対する非難決議を採決しました。 イスラエルは中東のイスラム教国やテロ組織であるハマスに囲まれた唯一…

トランプの脅す「米軍基地撤退」を「好機」と喜ぶ早計

トランプ氏による「在日米軍基地の負担を大幅増額しなければ、基地を撤退させる」という意見を受け、ニューヨーク•タイムズ紙は、「撤退となれば日本も韓国も核武装するのではないか?」と聞き返しました。このやり取りについては、以前も書きましたが、トラ…

テロを起こす、真の原因

スウェーデンの外務大臣のかかとに従って、オランダ社会党首は、11月、ISISがパリで起こしたテロの原因は、イスラエルにあるとしました。 Dutch party head blames Israel for Paris attack - Europe - News - Arutz Sheva ジャン・マリジニッセン党首によれ…

マイケル・オースリン記者の評価する、『総理大臣・安倍晋三』

マイケル・オースリン記者と言えば、ウォール・ストリート・ジャーナル紙などで、日本に関する記事を書かれる方ですが、今回は、『アメリカン・エンタープライズ・インスチチュート』に、安倍首相に関する記事を書かれていました。 オースリン記者の、安倍首…

在日韓国人へのヘイトスピーチ

ドナルド・トランプ氏が、ブローカード・コンヴェンションとなる可能性を警戒し、「ブローカード・コンヴェンションとなれば、私の支持者は暴動を起こすだろう」と、暴動を容認し、奨励するかのような発言をしたことは、これだけで大統領として相応しい資質…

ロバート・スティネット『欺瞞の日々』の欺瞞

『真珠湾攻撃』について、『ヨーロッパの戦争に裏口介入するためにルーズベルト大統領が意図的に日本に真珠湾を攻撃させた』というロバート・スティネット著の『欺瞞の日々』は、『ルーズベルト陰謀論信者』によって頻繁に引用されますが、多くの歴史家は、…

愛国心の右・左

左翼やリベラル派には愛国心はあるかという疑問を考えてみました。 結論として、彼らも勿論祖国を愛せますし、実際彼らは「祖国を愛しているからこそ、改革が必要なのだ」と言うでしょう。 まず愛国心の前に『郷土愛』について述べますが、これは故郷を愛す…

ダグラス・マッカーサーの議会発言、 "Their Purpose, Therefore, in Going to War Was Largely Dictated by Security"

マッカーサーを証人として招いての議会公聴会の内容は、6時間に及ぶようで、その全体像を把握することは非常に困難を極めますが、手元に資料を持っておりません。 有名な『マッカーサー発言』の、「本当に仰ったのだろうか」と疑問に思える部分の資料が入手…

日本共産党の危険な過去

中国で捕虜になった日本兵が、撫順等の収容所に於いて『再教育』を受けた事はよく知られています。 決して自国兵士に対しても対応が良かったとは言えない日本軍から投降した、或いは生き残って捕虜になった日本兵は、悲惨な扱いを受ける事を予期していました…

アメリカ保守派(Libertarian)の言い分 (3)

ア メリカの世論に不介入主義・一国平和主義がある事を理解せずに『アメリカは自国の国益・利益の為に在外基地を置いている』と主張する事が、どれだけ結果的に自らの首を絞める事になっているでしょう。 Liberterianのダグ・バンダウ氏のご意見は、日本人に…

アメリカ一部保守派(Libertarian)の言い分 (2)

また別の記事では、ダグ・バンダウ氏は以下のように述べています。 ---------- 『このアプローチは、米国議会での演説で安倍首相の言った日米同盟の強化する事がトーキョーの役目であると強調した時に明らかになっている。彼は「日本は世界の平和と安定の為…

アメリカ一部保守派(Liberterian)の言い分  (1)

『アメリカは、防衛協定を終わらせ、韓国と日本から軍を引き上げるべきである。防衛協定の不継続は、地域の力関係を大きく変えるだろう。 まず第一に、北朝鮮への周辺からの脅威は軽減される。アメリカと韓国の同盟は、北の巨大な軍を保持させ、大量破壊兵器…

オバマ大統領からの原爆謝罪を断った日本政府の判断

Wikileaksによって暴露された情報に、2009年11月、オバマ大統領が広島を訪問し、原爆投下について謝罪したいとの申し出がアメリカ政府からなされ、日本政府によって、『時期尚早』という回答がなされたようです。 これに対して、実際に返答の窓口となった(ら…

現在の日本は素晴らしい国と思えるか

ワルシャワ大学教授のアンジェイ・コズロウスキー博士から、レベッカ・クリフォードという女性が2004年に書かれた、『Cleansing History, Cleansing Japan.(歴史の浄化、日本の浄化)』という論文を送って頂きました。この論文はオックスフォード大学内の日産…

北朝鮮の脅威を前に、それでも反米・反安倍がやめられない保守派言論人

拉致問題もさることながら、ミサイル発射、核実験など、情勢の緊迫化が感じられる北朝鮮問題ですが、「対中国・北朝鮮を睨んでの安全保障の問題の為 には韓国との協力関係が重要である」という安倍政権の姿勢に疑問を投げかけ、特にその『日韓合意』に反対を…

『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』……元外交官による陰謀説流布

『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』という馬淵睦夫氏の書かれた本がベストセラーとなっている様です。 本の帯には、『戦後70年の節目、いまこそ、「洗脳史観」を断ち切り、米中韓との歴史戦争に勝つために!』 [わが国がアジアの大国…

BBC慰安婦報道-----証人としての松本正義氏の資質

2015年8月、BBCが、"Japan Revisionists Deny WW2 Sex Slave Atrocity"という記事を書き、日本の歴史修正者が第二次世界大戦中の残虐行為を否定しているという内容で、歴史修正主義者として田母神俊雄氏が挙げられ、元慰安婦の李玉善さんが被害者として紹介…

田母神氏政治資金横領疑惑と、原則を忘れた保守派たち

「大きな悪に立ち向かえるのはこの方しかいない」というイメージが一端作り出されると、巨悪に対して立ち向かっているという期待感が働いて、「これくらいの違反はもっと大きな不正に立ち向かうには仕方がない」という理屈を生じさせ、支持者は「法律上の小…

『ヒラリー・クリントン大統領』と『ドナルド・トランプ大統領』...どちらが日本にとってより悪い結果をもたらすか

『ヒラリー・クリントン大統領』と『ドナルド・トランプ大統領』の比較をワルシャワ大学教授のアンジェイ•コズロウスキー博士が分析されています。 以下は、コズロウスキー博士の書かれたものの和訳です。 ....... ヒラリー・クリントン元国務長官が大統領と…

日米安全保障条約の上に胡坐をかくな

ギャロップ社の意識調査によれば、89%のパキスタン人、75%のインド人、73%のトルコ人、71%の中国人、59%のロシア人、44%のアメリカ人、27%のイギリス人、18%のドイツ人が自国を守るために戦うと答えています。 同じ質問に「自国を守るために戦う」と答えた日…

最も説得力のある『南京30万人大虐殺』の否定論

繰り返しになりますが、秦郁彦氏の主張される南京に於いて2万から4万人の不法殺害、いわゆる虐殺があった事に対する反論に、『南京難民区の人口増加』、『こんなに平和な南京の写真』、ましてや『南京に入城した際人っ子一人いなかった。虐殺など起こる訳が…

慰安婦問題の論争を考える

私が歴史論争に於いて、最近見かけるオンラインの議論に不満を持つのは、争点が『日本軍は、歴史上稀にみる残虐行為を行なった』か、『日本軍は歴史上稀に見る品行方正な軍隊で、悪い事を一つも行なわなかった』に限られてしまっているように感じられるから…

アメリカ地方都市と慰安婦像設置運動 (3)

クリス・クリスティーは、2016年の大統領予備選に共和党から立候補をしていたが、支持が集まらず、選挙から降りて、不動産王のドナルド・トランプ氏への支持へと乗り換えた。彼がトランプ氏支持へと乗り換えた背景には、同じ票田から支持を集めている、自分…

アメリカ地方都市と慰安婦像設置運動 (2)

さて、グレンデール市に慰安婦像が設置された当時の市議のうちの二人、ザレア・シニャイナンとローラ・フリードマンを見てみよう。 ザレア・シナイニャンはアルメニア系アメリカ人である。この慰安婦像設置運動が韓国人団体の言う「女性の権利」や「人権」の…

アメリカ地方都市と慰安婦像設置運動 (1)

2015年の終わりに、慰安婦問題に関する日韓の合意が結ばれた。アメリカのメディアはこれを肯定的に取りあげ、殆どは日本の外交の勝利とした。この問題が終止符を売ってくれる事は、極東の安全保障の為に有益であるという論調が殆どだった。 私もこの合意に賛…

『南京』と『安保法案』を共に並べる愚 (2)

「なぜ30万人説はウソであろう、という検証ではなく、「大虐殺否定派」への意見ばかりを申されているのか」というご質問を頂きました。 まず私は、南京について意見を述べる時、「私は以前、南京大虐殺は起こらなかったと信じておりました。今でも中国側の主…

『南京」と『安保法案」を共に並べる愚 (1)

『日本の心を大切にする党』が行なった街頭演説の様子です。選挙宣伝カーと、ガードレールに『南京大虐殺は嘘だ』『安保法案賛成』の横断幕が掛けられています。 政治政党がこのような歴史問題の主張を掲げる事によって、残念ながら、国家の安全保障の為の法…

日米の政治事情  保守派が保守派でなくなる時

私はアメリカの政治事情や日本の諸事情に関して、日米両国の人々と、議論をする事がしばしばあります。 最近は、大統領選、また党の指名選において、トランプキンやトランボットと揶揄される、ドナルド・トランプ氏のサポーターの方々と議論を交わしています…

IWGレポートについて、

私は2014年の9月11日、当時一緒に活動していたアメリカ人と、ワシントンDCにある国立文書館へ行きました。そのアメリカ人に言わせると、「公開されたアメリカの文書の中に慰安婦問題に関連するものがあるに違いない」という事で、慰安婦問題に少しでも進展が…

自虐史観と自慢史観

「私のご先祖様は、悪い事をしたの? お母さん、だから私は悪い日本人なの?」あなたは、お子様にどう教えられますか? 私は、こう教えます。 「ご先祖様が悪いことをしても、あなたが悪いことをしていなければ、あなたは悪い日本人ではないのよ。どんな国であ…

「南京が捏造であることが普通の人ならわかるような写真」…と同じ論理

「南京が捏造であることが普通の人ならわかるような写真がある」と主張される方がいらっしゃるようです。 それならば『同じ論理』を使って、東京大空襲、また長崎に落とされた原爆が、果たして否定出来るか、試みてみましょう。 写真や当時の新聞を使ってキ…

日露戦争と第二次世界大戦

2015年の終戦70年を記念しての安倍談話で、「植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」と安倍首相が言及されたのが、日露戦争です。 平成27年8月14日 内閣総理大臣談話 | 平成27年 | 総理指示・談話など | 総理大臣 | 首相…

左翼の集団自殺的『平和主義者』

『殺すくらいなら、殺されよう。』 「どんなに世界が残酷で、日本に危機が及んでも、攻撃や侵略をされても、私たちは戦わないと日本国憲法に誓った。守ったり戦ったりするより私たちの心にある永久の平和を大切にしよう」 出掛けていく戦争に反対する国民は…

左翼の論理

この方の仰る通り、良心の厚い人は、アメリカにも韓国にも中国にも、またどこの国にもいます。 このような常識的な事は、あまりにも当然の事で、言うだけ無意味でもあります。 このような常識は、論理ですらありませんが、共に手を結べるかどうかは、どの様…

ジェラルド・ホーンの『Race War』

アメリカに住んでおりますと、何でもない事で『人種差別を受けた』と訴える方に出くわすことがあります。 私は『犠牲者カード』を使うことが好きではありません。陰謀説を唱えることにも嫌悪感を感じます。 これは、何かの犠牲となる場合が無いと主張するの…

『南京大虐殺』 人口は増えたのか、目撃者はいなかったのか 

南京大虐殺は起こらなかったという『まぼろし派』の主張のよりどころは、①ラーベの報告書の人口が20万人から南京攻略後25万人に増加した。人口が増えたということは虐殺が無かった事の証拠である。②目撃者がいない等の点が挙げられます。まず①のラーベの報告…

『南京大虐殺』 阿羅健一氏の情報操作 (?)

私は以前、南京大虐殺は起こらなかったと信じておりました。今でも中国側の主張する30万人虐殺説は信じておりません。 それでも、日本軍への補給が殆ど届かなかった中国戦線の実情を学んで、近代史専門家の秦郁彦氏の仰る4万人虐殺説こそ、論理的だと思うよ…

『南京大虐殺』 月刊『正論』記事への反論

月刊『正論』の記事だそうですが、抜粋した上で、特に秦郁彦先生に関する記述について、いくつか反論をさせて頂きます。 「南京」と墜ちたユネスコ・国連 登録資料・中国版「アンネの日記」自体が「大虐殺」不在の証拠だ | Web「正論」|Seiron ---------- […