ホワイト・ハウスの検閲

オバマ大統領とフランスのオランド大統領が木曜、ワシントンで会合を開き、テロリズムに対する対抗戦略を話し合いました。

 

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しかしながらホワイト・ハウスは、オランド大統領の使った『イスラム教テロリズム』という言葉が気に入らなかったようで、ホワイトハウスのウエブサイトに載せた会合のビデオから、その部分を削除していたことが分かりました。

Obama White House Censors Phrase 'Islamist Terrorism'

 

このホワイト・ハウスの検閲は、NPOのメディア・リサーチ・センターの調べによって報道されています。

 

ホワイト・ハウスの公式記録には、オランド大統領の『イスラム教テロリズム』という言葉がそのまま残っていますが、ホワイト・ハウスの流したユーチューブ・ビデオからは、その部分の音声が、フランス語から英語への通訳と同時に消えています。

 

オランド大統領の発言のうち消去された部分は、「しかしながら我々は、テロの根源、イスラム教テロの根源がシリアとイラクにある事を知っています。ですから、シリアとイラクでも行動を起こす必要があり、それを我々は共同作戦の枠組みとしています」です。

 

ホワイト・ハウスは、これについて未だ説明をしていませんが、これはオバマ政権が、「過激派によるテロは、イスラム教とは関係がない」としてきた政策によると思われます。