大統領選挙

バイデン大統領就任---「オーディナリー・ジョー」を選んだアメリカ

アメリカには、ごく普通の男性、凡人でありきたりの男性を指す言葉として「オーディナリー・ジョー」という呼び方がある。ビリオナーやミリオナ―ではないが、貧困に苦しんでもいない。カリスマ性など無い。決して英雄でもない。だからと言って眉をひそめるよ…

トランプを弾劾・罷免し、再選の道を閉ざせ

トランプの行なった事は何だと定義したら良いだろう。トランプが大統領でなければ「クーデター」と呼ばれた類いかもしれない。時期大統領バイデンの選出プロセスをとどめる為に彼が支持者らを嗾けた事は否定できない。ところがトランプ自身が米国政府を代表…

「選挙が盗まれた」という虚言と米国議事堂襲撃事件に至るまで

ドナルド・トランプとその支持者 「私が5番街の真ん中に立って誰かを撃っても、票を失なう事はない」 アイオア州の予備選を控えたドナルド・トランプが自身と支持者の強いつながりを豪語したのは、今から5年前の2016年1月だ。人通りの絶えないニューヨーク5…

トランプ大統領による『選挙への不正工作』と大衆への嘘

1月3日の日曜、ジョージア州職員によって、ドナルド・トランプ大統領とブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官の間で行なわれた前日の電話会談が公表された。この電話記録は、当初ワシントン・ポストの暴露として、問題の会話の一部分だけが公表されたが、…

大統領選挙:証拠の無い陰謀論を流布する人々

11月3日の大統領選挙において、トランプ現大統領がバイデン元副大統領に敗北して一か月が経過した。自身の敗北を認めないトランプ大統領とその選挙陣営は、40を超す訴訟を激戦区の州に次々と起こしたが、ペンシルバニア州で起きた100票以下を争う(*)訴訟を…

一流メディアと『フェイク・ニュース』

政治について、私は右派とも左派とも議論を交わし、事実関係や理解において自分が誤っていたと考えた時には、随時誤りを認めてきた。左派の主張が正しいと思われた時にはそれを認め、その主張が誤っていると思われた時にはそれを批判してきた。右派について…

私はなぜトランプに投票したか

私と18歳の長男は、11月3日の投票日の数日前に、2020年の大統領選挙及び米国上院選挙に向けた選挙人登録を行ない、投票を済ませた。正式の投票日は11月3日であるが、投票は郵送でも出来る。郡のオフィスで選挙人登録をする際に、郵送での投票用紙を受け取り…

トランプ支持者による途方もない陰謀説

トランプ陣営が「民主党員による不正工作によって勝利を奪われた」と主張する2020年の選挙だが、トランプ陣営が裁判所に提出した訴えの内容は、「不正な投票があったかもしれない」という類いであって、トランプ氏に勝利をもたらした2016年の選挙や、それ以…

バイデン元副大統領の当選

2020年の大統領選挙において、民主党のジョー・ バイデン元副大統領が当選確実となり、これにより「次期大統領」 と呼ばれる事になった。これをもってイギリスやイスラエルなど同盟国の首相やジョージ・ブッシュ・ブッシュ元大統領、ミット・ロムニー上院議…

大統領選挙に不正が行われた証拠は無い

手短に、BBCの記事とあわせ、要点のみを書く。 トランプ大統領は5日、自身の再選を阻む目的で、選挙の不正行為が複数の州に渡って大規模に行われたと証拠を示すことなく発表した。証拠があるならば、法廷において宣誓をして発言すれば良い。それ以外の大文字…