読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本当の人権侵害が起こる街角

バンコクで見た事です。

 

夜11時過ぎ、赤ちゃんや小さい子供たちが路上にいます。起きている子供もいれば、眠っている子供もいます。この子供たちは人身売買の被害者です。

 

大人たち(殆どがミャンマーからの不法移民のホームレスです)が、特に外国人の通行者から同情をひいてお金を貰えるように、母親の元から誘拐してさらってくる のです。こういった子供は、時にはゴミ箱の中からも、ひどい病気を患ったまま、あるいは死んだ状態で発見されます。私はトラックの荷台の針金の網の後ろ に、小さな子供が乗せられて運ばれていくのを見ました。たった今誘拐されたのか、助け出されたのか、定かではありません。

 

                       f:id:HKennedy:20160320161636j:plain

 

私も一人の母親として、二歳くらいの栄養失調の女の子が一枚の新聞紙を広げた上に横になって眠っている姿を見ること以上に、心が痛くなる事はありません。これより自分の力の無さを感じることはありません。

 

タイの警察は、時折こうした人身売買被害の子供たちを助け出します。孤児院に行く子供もいれば、お坊さんに引き取られる子供もいます。けれど母親の元に帰る事は、殆どありません。

 

これが今日起こっている人身売買の現実です。これこそが解決されるべき「酷い、言語道断な人権の侵害」のうちの一つです。