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9・11後最大規模のイスラム教テロ

Orlando shooting: 50 killed, shooter pledged ISIS allegiance - CNN.com

日曜日未明、フロリダ州オーランド市の人気ゲイ・バーで、イスラム教ジハーディストによる銃乱射テロが発生し、少なくとも50人以上が死亡し、50人以上の負傷者が出ています。ジハーディストの身元は、オマール・マティーン(29歳)、アフガニスタン移民の両親の元に生まれた熱心なイスラム教信者のアメリカ人と言われています。

 

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オマール・マティーン容疑者は、ISISに忠誠を誓ったジハーディストのようですが、警察との銃撃戦で殺害されました。

 

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によれば、犯人は2013年と、2014年の過去二度にわたり、イスラム教テロの捜査を行なっていたFBIの調査の対象となりましたが、決定的な証拠に欠けると判断され、それ以来捜査の対象から外されたようです。

 

FBIの捜査線上に上ったキッカケは、オマール・マティーンが同僚に語った、「アルカイダとヒズボラに属している親戚がいる」、「ボストン・マラソンの犯人と関わりがある」という発言だったと言われていますが、FBIの尋問に対して、マティーンは発言そのものを否定したようです。

 

FBI Twice Probed Orlando Gunman - WSJ

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オバマ大統領やバーニー・サンダース議員などは、このテロを銃犯罪として扱い、銃の規制に拍車をかけたいようですが、このテロを「イスラム教の教えに従ったイスラム教テロ」と呼ばないオバマ大統領の指針に対する批判は、「この政権にとって、事実はどうでも良いようだ」と、ビル・クリントン政権時にCIA長官であったジェームズ・ウールシィ氏などからも出ています。

 

勿論、全てのイスラム教徒がテロリストの筈はありません。大多数のイスラム教徒はテロとは無関係に過ごしているでしょう。ところが、殆ど全てのテロはイスラム教徒によって起こされている事は事実です。

 

平和を愛するイスラム教徒の存在があっても、『イスラム教は平和の宗教である』という主張は、事実に即した主張ではありません。イスラム教という教えは、イスラム教の教えに従わない世界を征服する事を命じる教えであり、それ以外の価値観や、疑問を認めていません。そもそも、イスラム教が平和の宗教であるという主張ですら、イスラム教徒から出たものではありません。

 

9・11のテロ以降最大の犠牲者を出した今回のテロは、イスラム教に対する融和政策を図ってきたオバマ大統領の政策の失点として受け取られ、民主党からの大統領選候補者となったヒラリー・クリントンにとっても痛手となるでしょう。私も、オバマ政権のイスラム教過激派に対する融和政策には、非常な不満を感じています。こういった大参事は、現政権並び、政権政党にとって痛手となるものです。

 

但し、ヒラリー・クリントンよりもはるかに経験や基本的知識がないドナルド・トランプ氏が、オバマ大政権の失政とは無関係である為に、更に無知で非現実的、分裂を招く差別発言を繰り返し、この悲劇的な大惨事に支持を伸ばす事に対して、大きな懸念を感じています。

 

11月の総選挙前に大規模なイスラム教テロが起これば、大衆の多くは、反動的に現政権への批判として、アメリカの政治史上最低な候補者であるトランプ氏に投票をするでしょう。

 

イスラム教テロへの反動としてトランプ大統領が誕生する事ほど、アメリカや同盟国、またイスラム教過激派の犯す蛮行に苦しむ人々にとって本末転倒であり、解決を遠のかせる大きな悲劇は無いと思われます。