中国国営銀行に借金をしているドナルド・トランプ

以下は、ニューヨーク・タイムズの記事の要約です。

http://mobile.nytimes.com/2016/08/21/us/politics/donald-trump-debt.html?_r=1

 
 

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選挙キャンペーンでの主張で、共和党候補者のドナルド・トランプ氏は「誰にも買収されていない億万長者の候補者」として自分を売り込んでいるが、ニューヨーク・タイムズの調査によれば、トランプ氏の所有する会社は、約700億円の負債を抱え、彼の資産高は彼が選挙ラリーで罵っていた金融機関やパトロン等に深く依存している事が明らかになっている。
 
例えば、マンハッタンにあるトランプ氏が一部所有するビルは約1100億円の融資を受けているが、この貸し手は、中国で最も大きな銀行の一つであり、トランプ氏がアメリカの敵と名指し批判した『中華銀行』、またヒラリー・クリントン候補が講演をした際に、講演料として約7100万円を支払い、トランプ氏に言わせれば「クリントン候補をコントロールしている」『ゴールドマン・サックス』である。
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「ヒラリー・クリントンは中国から献金を受けているので、中国が日本の尖閣を侵略したり、攻撃を仕掛けても日本の為に戦わない」というトランプ支持者による主張を見かけたことがありますが、どうやらその中国に多額の借金を負っているのはトランプ氏のようです。
 
トランプ氏やトランプ支持者は、最近ではヒラリー・クリントンを「ネオコンの戦争屋」と批判しますが、これはヒラリー・クリントン候補(民主党)がジョージ・W・ブッシュ大統領(共和党)のイラク戦争を当時支持したからで、イラク戦争に非があるとすれば、責任を負うのは、自身が立候補している共和党である筈です。
 
 
「Neo-Con」は、新・コンサヴァティヴを意味し、コンサヴァティヴとは「保守派」を意味します。
 
この時点でトランプ支持者たちは、自分たちは「保守(コンサヴァティヴ)」ではないと宣言しているようなものですが、従来の外交路線から大きく離れて極論に走る彼らは、実際「保守派」とは呼べません。
 
自国語の意味すら把握していないかのようなトランプ支持者の主張ですが、いずれにせよトランプ支持者らは、ヒラリーが他国の安全保障を守る為に米軍の軍事介入をさせるだろうと批判をしています。
 
こうしたヒラリー・クリントンの姿勢の方が日本にとって好ましい事は、言うまでもありません。