読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

トランプ陣営が認めたFBIからの内部情報入手

FBIのコミィー長官が、ヒラリー・クリントン候補のe-mail疑惑に関する捜査終了宣言を撤回したのが先週金曜日でした。

 

その時点から、FBIによる大統領選挙への介入が疑われていましたが、トランプ陣営の重鎮を務めるルディー・ジリアーニ元ニューヨーク市長は、今朝のFOXテレビ出演中に、コーミィ長官が議会に宛てて通知するより前に、FBI捜査の再開始決定を、元FBI職員が得た内部からの情報として既に知らされていた事を明らかにしました。

Rudy Giuliani Confirms FBI Insiders Leaked Information To The Trump Campaign | Huffington Post

 

コーミィ長官が再調査を公表したのは先週金曜日ですが、以前からFBIとの近い関係を自慢していたジリアーニ元市長は、先週水曜日にFOXテレビに出演した際には、「FBI職員から聞いた話」として、「FIBは、一連のヒラリー・クリントンへの捜査の行ない方に不満を持っている」と語り、「トランプ陣営にはあと二つほどのサプライズが残っている。すぐに明らかになるよ。影響は大きいと思う。」と述べていました。

 

f:id:HKennedy:20161105104320j:plain

「この決断に関与をしたことは無いが、これについて聞いていたかって? 勿論、聞いていましたとも。元FBI職員の使っていた(ひどい)言葉を繰り返すなんてできませんけどね。」

 

クリントン候補のe-mail疑惑を巡っては、問題の性質や内容を考え、大統領選挙に与える影響がある事は否めないものの、与え得る影響を恐れて犯罪を見逃せば、法やFBIの威信に関わります。ですから、捜査そのものが政治的影響を目的としたものである筈はありません。また、ジリアーニ氏が元検事である事を鑑みれば、FBI職員からの内部情報の交換があっても驚くことでは無いでしょう。

 

それでも、こうした内部情報の流出が事前にトランプ陣営にあった事を、陣営のトップアドバイザーであるジリアーニ氏が自ら公言すれば、「FBIは選挙に介入をしようと意図的に時期を見計らって再捜査を発表した」と民主党側に疑念を与えることになり、「FBIは政治的に中立の立場で、大統領選に介入する意図はない」とは言い難いものとなります。

 

コーミィ長官への辞任を求める声は既に上がっており、保守派紙であるウォール・ストリート・ジャーナルのブレット・スティーヴン記者も記事にされていましたが、ジリアーニ氏の発言を以て、コーミィ長官を始め、特にトランプ陣営に情報を漏らしたFBI職員への処分の声が更に高まると考えられます。

 

www.wsj.com

 

「アメリカのシステムが不正に侵されている」とはトランプ陣営が繰り返すデマゴーグ、陰謀説ですが、司法システムに対する不信を煽れば、国民の側の遵法精神が鼓舞される筈がありません。

 

この一点から考えても、トランプ陣営には、国民の間の分裂を癒し、法の下に一致した国造りを行なう資質が欠けていると言えるでしょう。