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トランプ氏による不可解な『税金控除ロビー活動』『負債申告』『恩恵享受』

ドナルド・トランプ氏が自身のカジノ経営に失敗したとして、約930億円の負債を申告したのが1995年です。
 
ところが、1980年代後半から1990年代前半に向けて、ロナルド・レーガン故大統領が立法化しようとしていた税法の抜け穴を防ぐ改正案に強く反対し、ワシントンで不動産業界の為の減税や負債特別処置を求めてロビー活動していた人物がトランプ氏自身であった事が、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙など主要メディアによって一斉報道されました。
 

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1980年代後半から1990年代前半の、法の抜け穴を塞ぐ為の改正案への反対ロビー活動と、1995年のトランプ氏の930億円にも上る負債から始まって、その後18年間にも上る所得税免除の実態が示すものは、トランプ氏自身が法の抜け穴を作り出した人物であり、法の抜け穴を知り尽くした上で、所得税免除を目的に負債の申告を行なった可能性がある点です。
 
トランプ氏が約930億円にも上る巨額の負債を申告した1995年あたりは景気が良く、カジノ経営をしながら負債を負う事の方が難しかった時期です。この時期にトランプ氏が負債を負ったとすれば、彼は有能なビジネスマンではなくビジネスマンとして無能である事の証明となります。
 
もう一つの可能性は、彼が申請した巨額の負債が所得免除の為に捏造されたものであるものです。偽の口座を作っての不正負債を申請できることは誰でも知っている通りで、詐欺まがいの税金逃れがマフィアなどの常套手段となっています。
 
勿論、トランプ氏は税金還付証明の公開を拒否していますから、偽口座を利用しての不正負債申告かどうかの証明は出来ませんが、恐らくトランプ氏は、自身とのつながりのあるマフィアの所有していた不動産を、その二倍の金額を支払って購入し、偽の口座を使って巨額赤字の申請を行った上で、別の口座にキックバックを受けていた、或いはマフィア集団からのサービスを受けていたという見方が強まっています。但し、この場合に記載されるのは負債の記録だけとなります。
 
トランプ氏自身は、巨額の赤字を申請した1995年にも約11億円にも上る給与を自社から受けています。
 
ヒラリー・クリントン元国務長官との討論会で、自身が所得税を支払っていなかった可能性をつかれ、「…という事は、私が賢い事の証明です」と反論をし、その後トランプ支援者であるルディー・ジリアーニ元ニューヨーク市長などは「トランプ氏は、あれほどの巨額負債から生き返ったのだから天才だ。彼は、法の抜け穴がどこにあるか知り尽くしている人物だからこそ、それを修復する事が出来る」と主張していましたが、法の抜け穴を防ぐレーガン大統領による改正案に強く反対するロビー活動を行ない、その「抜け穴」を利用し、巨額の給与を自社から受けながら約20年も所得税免除の恩恵に預かったトランプ氏が、「レーガン大統領のような改革を行なう」とは尋常な神経の持ち主には信じられない論理です。
 
このような愚論は、殺人犯を罰する為に、法の抜け穴を悪用して殺人を行なってきた人物を起用するようなものです。