核兵器使用とドナルド・トランプの資質

国家安全保障庁のマイケル・ヘイデン将軍がMSNBCの『モーニング・ジョー』に出演してドナルド・トランプ氏が大統領となる事の懸念について語っています。

ジョー:「ドナルド・トランプについて、最も大きな懸念となっているのは、どの点ですか?」

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ヘイデン将軍:「彼がどれ程常識を逸脱しているか、です。この政策、あの政策、についての懸念なら、今の大統領にも言えることですが、トランプ氏には一貫性がありません。世界のスーパー・パワーのトップは、一貫性の無さや、予測不可能という資質は危険です。同盟国を怖がらせ、敵国の暴走を誘発します。ですので、私は非常に警戒しています。」

 

レポーター:「ヘイデン将軍、ちょっとお伺いしたいのですが、あなたの尊敬に値する同僚の方で、あなたと同じようにお考えになる方、そうでない方を含め、トランプ氏にアドヴァイスをされているのはどなたでしょう。」

 

ヘイデン将軍:「誰もいません」

 

ジョー:「その点について、もう少し詳しくお聞きしたいのですが… 何か月か前、国際的にも著名な外交政策の専門家が、ドナルド・トランプ氏にアドヴァイスを与えにお会いしたそうです。その時、3度に渡り、トランプ氏は核兵器の使用について、その専門家に聞かれたそうです。3度です。そして、核兵器を持っているなら、なぜそれを使うことが出来ないのかと聞かれたそうです。」

 

ヘイデン将軍:「うわぁ…」

 

ジョー:「そしてそれは、あなたが仰る通り、彼には外交政策の専門家のアドバイザーがいないからなのかもしれません。」

 

ヘイデン将軍:「トランプ氏が、3回に渡ってですか?」

 

ジョー:「3回です。ブリーフィング中、3回に渡って、なぜ我々が核を持っているなら、それを使用できないのか...と。お聞きしますが、これは非公開情報なのかもしれませんが、もしトランプ氏が核兵器を使用すると決断するとして、その彼の決断と実際の発射までの時間はどれくらいかかるのでしょうか。」

 

ヘイデン将軍:「ジョー、状況にも依るのですが、その仕組みについては、決断に対するスピードが最重要視されています。その決断が正当的であるかどうかは、後の判断となります」

 

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