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オーランド・テロ直後のオバマ大統領とトランプ氏

相変わらずのオバマ大統領は、フロリダ州オーランド市で起きた9・11後最大規模のイスラム教テロに対して、「インターネットのプロパガンダによって啓発された国産テロ」と位置づけ、テロとは認めながらも、「原因は分かっていません」「外部のテロ組織とのつながりを証明する決定的な証拠はありません」としています。

www.washingtonpost.com

 
本人が「ヒズボラのメンバーだった」「ISISに忠誠を誓った」とし、ISISも犯行声明を出しているのに、オバマ大統領はテロがイスラム教関連であるという結論を避けるだろうと思われます。
 
尤も、オバマ大統領の主張によれば、イスラム教は平和の宗教であり、イスラム教テロが存在する事も認めていませんので、『原因は分かっていないながら、(銃規制という)解決だけは分かっている』という状況のようです。
 
銃による犯罪が無いわけではありませんが、国内最大のテロであった9/11が、飛行機のハイジャックによって為された事を考えれば、「銃の規制がイスラム教過激派によるテロを防ぐ」筈がありません。
 
イスラム教テロをイスラム教テロと認めない為に、その対策として必要である過激イスラムテロ組織制圧が疎かにされ、ISISはシリアとイラクの領土約3分の一を支配するまでになっています。これらのテロは、ISIS打倒をしてこなかったオバマ政権の失政が原因となっていると言えます。

The Orlando Attack Is The Price Of Not Destroying ISIS

さて一方、共和党からの大統領候補となっているドナルド・トランプ氏は、テロによって少なくとも50人の死者を出した悲劇の中、開口一番、「私の過激イスラムへの考えが正しかった為の『祝辞』を感謝するが、祝辞はいらない。必要なのは強さと警戒だ。我々は賢くなければならない」とツイートしました。
 
 

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イスラム教テロの終結を予測した人物は皆無であり、誰もが、「いつかまた過激イスラム教テロが起こる」と予見していたのですから、トランプ氏が「正しかった」と評価する人などは皆無でしょう。どのメディアも、トランプ氏が「自分自身におめでとうの祝辞を送っている」としています。
 
実際トランプ氏は、「9・11のテロで世界貿易センターが崩壊したさまを、何千ものニュー・ジャージー州のイスラム教徒が祝う様子を見た」と発言を繰り返し、反イスラム教徒への感情を高めてきましたが、過激イスラム教によるテロの直後に、「おめでとう、私はやっぱり正しかった」ツイートをする神経は、尋常とは言えません。
 
この発言については、多くの保守派、リベラル派を問わず、『常識派』から、多くの批判が出ています。
 
タウンライン・ストラテジーのオーナーであり、USニュースにも寄稿するブライアン・ウォルシュ氏は、「いい加減に止めろ。携帯を置いて、何時間かでも大統領として相応しく見えるように振る舞ってみろ」
 
また全国規模のラジオ・トーク番組のホストであるメーガン・マケインは、「今朝50人の人々が酷い悲劇の中に亡くなったことで、『おめでとう』ですって?」
 
コメディアンのジョージ・タケイは、「もう一度だけ言うが、これだからあんたは指導者にはなれない。50人の人々が亡くなって、あんたは、おめでとうの祝辞を浴びているって言うのだから...」と批判しています。
 
 
トランプ氏にとっては、馬耳東風でしょうが。