デマゴーグ(煽動的民衆指導者)としてのドナルド・トランプ

「その他全ての煽動者と同じく、トランプ氏は彼の嘘を、支持者の忠誠心を試すテストとして用いている。彼は支持者らが精神的に深くそれを信じ込み、それに従う以外の選択肢がなくなるまで、彼の描く『作り話』を信じるように強要している。」

ドナルド・トランプをデマゴーグ(煽動的民衆指導者)と呼んだジョナ・ゴールドバーグ氏の記事ですが、その他の記事では、トランプ疾風を新興宗教の教祖と信者に例えました。

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トランプ氏は、大衆の感情を煽り立て、もはや理屈や政策に関係がない巨大集団を作り上げていますが、この批判は、反トランプ派からだけではなく、トランプ支持を表明したベン・カーソン氏も以下のように説明しています。

 

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「ニュアンスや理屈、正当性で以て彼ら、トランプ支持者にわからせようとするのは、無理です。彼らは、絶望的に、勝ちたいのです。そして彼らは、どのように勝とうかについては、あまり気にしていません。トランプ氏は他の候補者に比べ、勝とうとする欲望に訴えかけるのに長けています。外交政策、拷問や社会保障などの主張に見られる通りです。彼は支持者たちが論理的な理屈の中で結論に達するようには導いていません。彼が彼らに代わって、結論やその理由まで、全てを提示するのです。

国家の借金やアメリカの軍事的役割の縮小、また法律そのものなど、無視できない現実を前にしても、彼のあからさまな強さが、現状打破を願う人々に取って、新鮮な希望であるのです。

この選挙は、アメリカの大衆の心と魂を勝ち取るもので、知性によるものではありません。」

 

カーソン氏によれば、「加減や知性、曖昧な言葉、論理への訴え、良識などは、この時期、有権者には関係がありません。」

 

トランプ氏に対する姿勢は、反対するにせよ、賛成して支持するにせよ、その人のなりを示すバロメーターだと言えます。原則や国益を、落ち着いた理性で考えるのか、或いは感情に任せ、勝つ為にはどんな手段でも使う事を是とするのかが試されています。

 

リベラル左翼支持者の『能天気さ』だけが、国を滅ぼすのではありません。

 

同じ類の感情論によって、ナショナリスト達が国を滅ぼし得る事を、この選挙は示していると思います。

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