イスラム教の中に、ジハードや、テロを容認する教えがあるか

ジハードはそもそもイスラム教の中での教えであり、どういう面から見ても他宗教には類を見ません。

 

スンニ派のイスラム教徒の間では、ジハードは第6の柱と考えられており、シーア派にとっては、10の基本の教えの中の一つであり、両派ともジハードを大切な教えとしています。

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「ジハードは、イスラム教を非イスラム教勢力から守る為の教義である」とは、イスラム教徒のみに通用する、自分勝手な論理です。実際に武力を以てイスラム共同体に対する侵略を犯そうとしていない無辜の人々を殺戮する際にも使われる言葉である事を考えれば、彼らが何から何を守ろうとしているかこそ説明しなけ ればなりません。

 

イスラム教の考えによれば、世界は『Dar Al-Islam(イスラムの家)』と『Dar Al-Harb(戦いの家)』に分けられます。『Dar Al-Kfri(不信者の家)』は、実質的には『Dar Al-Harb(戦いの家)』と同義語であって、イスラム教徒にとっては、ジハードを以てアラーの為に勝ち取るべき地域とされています。

 

外部から見れば、完全に侵略していく戦いであっても、世界がアラーのものであると考えている彼らにとっては、『自分たちのものである世界を不信者から取り戻す戦争』と正当化をします。

 

「ジハードはイスラム教を守る為の戦いである」という主張は、イスラム教徒の女性が、女性器切除やブルカ着用を拒否したり、強制的な結婚を拒否したり、或いは強姦をされた場合に、父親や兄弟を含む親族の男性によって『名誉殺人』が行なわれる際の説明に似ています。

 

男性親族の主張によれば、家族や親族の名誉を汚すという『攻撃』から、一族の『名誉を守る為』に、女性を殺害する事が正当化されています。彼らの考えによれば、攻撃をしているのは女性の側で、彼らは自衛をしているのに過ぎません。

 

ウィキペディアなどは、イスラム教徒による『ジハード、自衛戦論』をそのまま伝えますが、もう少し深い追及のもとに事実を伝えて欲しいと思いました。