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アメリカ大統領選挙、これからの流れ 3月8日

未だに首位を守り続けるドナルド・トランプ氏ですが、土曜日に行なわれた選挙の結果から、その支持率にも陰りが見え始めたことがわかります。
 
4州のうち、トランプ氏が一位を獲得したのはケンタッキー州だけであり、ルイジアナ州では得票率に殆んど差がない為、テッド・クルーズ議員と選挙員を18人づつ分ける結果となりました。土曜日の選挙を見れば、クルーズ議員がメイン州、カンザス州を勝ち取り、ルイジアナ州はトランプ氏と二分。マルコ・ルビオ議員はプエルトリコを獲得しました。
 

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今までの選挙人獲得数は、トランプ氏が384人、テッド・クルーズ議員が300人、マルコ・ルビオ議員が151人、ジョン・ケイシック州知事が37人となっています。
 
共和党指名選挙に勝つには2,742人の選挙人のうち、過半数以上の1,247人を獲得する必要があります。

  

共和党では、どの候補者も、少なくとも8州で首位に立ち、選挙人を1247人以上獲得できない場合は、『ブローカード・コンベンション』と呼ばれる選挙人だけの投票による選挙が行なわれます。この頃には、選挙から降りた候補者もいると考えられますが、コロラド州、ワイオミング州、ノース・ダコタ州、ヴァージン・アイランド、アメリカン・サモア、グアム、またルイジアナ州の何カ所からの選挙人は、コーカスやプライマリーでの一般投票の結果に左右される事無く、自らの選んだ候補者に投票する事が出来ます。
 

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二度目の投票では、55%の選挙人が自らの選んだ候補者に投票する事が出来ます。3度目の投票では、85%が自らの選んだ候補者に投票する事が出来ます。
 
この間に50%以上の選挙人を獲得した候補者が、共和党からの指名候補となります。
 
この選挙人によるブローカード・コンヴェンションは、共和党の中枢にいる議員に有利に働く事が多く、ブローカード・コンヴェンションに持ち込めば、ドナルド・トランプ氏や、共和党議員と反目することの多いテッド・クルーズ議員よりも、マルコ・ルビオ議員に有利に働くと考えられています。
 
トランプ氏とクルーズ議員がルビオ議員に選挙戦から降りるように薦めているのは、候補者の数を減らし、選挙人の50%を獲得する事によって、ブローカード・コンヴェンションに持ち込む事を避ける思惑があるのでしょう。
 

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それでもナショナル・レヴュー誌は、もし、ブローカード・コンヴェンションとなった際は、どの候補者に投票するか、一般人の意識調査をとっています。

Poll: Who Is Your Top Choice for Republican Nominee Should There Be a Brokered Convention?

 

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これによればテッド・クルーズ議員が首位に立ち、トランプ氏が後を追い、ルビオ議員が3位になっていますが、この意識調査はemailアドレスさえ打ち込めば誰でも投票出来るものなので、ブローカー・コンヴェンションそのものに影響を与えたり、その予測を立てるというよりも、現在の一般人の意識で、トランプ氏離れが広がっている事を示すものだと思われます。