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地球温暖化は、『疑う余地の無い科学』なのか

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テッド・クルーズ共和党議員が、1892年に設立されたプログレッシブ主義・環境保護団体『シエラ・クラブ』の会長を司法小委員会へ証人として招いき、地球温暖化について質問をした様子が報道されました。

Climate Change -- Statistics Aren't What They Seem | National Review Online

 

テッド・クルーズ議員の質問に対し、シエラ・クラブのアロン・メーア会長は『我々は97%の科学者の纏めた意見に基づいたデータを信頼しています』と繰り返します。

 

テッド・クルーズ議員が、繰り返し、確かめようとしているのは、「もし、新たな調査の結果が出て、地球が温暖化していない事を科学的、客観的に証明する調査結果が出された場合、あなた方は地球が温暖化していない事を認めますか?」という質問です。

 

「97%の科学者とは、質問に対して回答を送ったうちの97%であって、その他の科学者は含まれていないのですが、あなたは、科学というものは議論を禁じるべきものではなく、また客観的データに基づいた研究がなされるものだと仰いますが、サテライトからの地球の温度の変化を見れば、この18年間、温度が上昇していない事は客観的データとしてわかっている事です。サテライトは客観的数値を出すものです。ですから、私がお聞きしたい点は、もし、地球が温暖化していない事の客観的な証明が出された場合、あなた方はそれを認めますか?」

 

アロン・メーア氏は、この単純なイエス・ノーの質問にも、「我々が信頼をしているのは97%の科学者の意見を基に出されたデータです」と答えるしかありません。(それは勿論、客観的データが彼らの主張を覆すことを承知しているからであると推測します。)

 

このやり取りが示しているのは、シエラ・クラブというプログレッシブ主義環境保護団体は、地球温暖化という、完全な科学の問題に対して、客観的なデータよりも、自らのイデオロギーを重視しているという点です。

 

ここで問われているのは、客観的なデータが自らの主張を裏返す証拠を提示する時に、自らの主張を変えられるか、或いはイデオロギーを重視させて客観的な データを無視するか、という姿勢ですが、テッド・クルーズ議員が纏められたように、科学的なデータよりも、政治目的を果たそうと、イデオロギーに基づいた 主張を繰り返すような団体ならば、公的な益とはなり得ません。

 

地球温暖化が実在するかしないか、判断するだけの十分な知識を私は持ち合わせていませんが、それでも客観的なデータよりもイデオロギーを重視するという姿勢は、既に同じイデオロギーを共有する仲間同士ならともかく、部外者には全く説得力を持ち得ない事は確かです。

 

この時点でシエラ・クラブは、部外者に対する説得を試みることを諦めてしまったように思えます。