読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

イスラム教徒が『非イスラム教徒』を裏切る時、

ISがイラクやシリアの街々を占領し始めると、それまで平和に共存していたイスラム教徒とキリスト教徒の関係が変わる事を、難民となった多くのキリスト教徒らが証言しています。

以下、中東学の専門家であるレイモンド・イブライム教授の記事和訳です。

----------

『私たちは、イスラム教徒の隣人と、ずっと一緒に暮らしてきました。私たちはディアブ一家をよく知っていました。過激だと思った事はありますが、まさか私たちを裏切るとは思っていませんでした。一緒に食事をする中でしたし、家族のように付き合っていましたから。

 

ディアブ一家の何人が、何か月か前にいなくなりました。私たちは彼らがヌースラ(アルカイダの一派)に加わったのだろうと考えていました。しかし彼らの妻 や子供たちが残っていたので、世話をしてやりました。すると彼らも突然姿を消しました。その二日後、ヌースラが街を襲いました。私たちは何が起こっている のか理解できませんでしたが、やがてディアブ一家が敵を案内している事がわかったのです。

 

私たちの関係は良好だったのです。イスラム教徒の隣人が私たちを裏切るとは、思っても見ませんでした。私たちは全員で「私たちをここに平和のまま住まわせ て下さい。殺しあう必要はない筈です」と願いました。けれどまるで人が変わってしまっていました。彼らはヌースラを街に案内し、キリスト教徒を一人残さず 追い出しました。イスラム教徒の中には良い人たちもいたのですが、私は二度と彼らを信用できません。」

 

以前はキリスト教徒の人口が約8万人いたシリアのホムスに住んでいた、十代のキリスト教徒の少女は証言します。

 

「私たちは、殺されそうになったので逃げました。彼らは私たちがキリスト教徒であるので、殺そうとしていました。彼らは私たちを異教徒と呼び、小さい子供 までがそう呼んでいました。隣人たちが私たちを裏切りました。私たちはバルコニー伝いに逃げました。家の前の通りに出る事は絶対に出来ませんでした。以前 のキリスト教徒の友達とは連絡をとりますが、もうイスラム教徒の友達とは、連絡を取る事はありません。とても悲しいことですが。」

 

一年前ISISによって占領されたシリアのモスルから、一体誰が、キリスト教徒たちを追い出したのか、という質問に、別のキリスト教徒の難民が答えました。

 

「私たちは、ISISがやって来たので、モスルを去りました。モスルのスンニ派イスラム教徒たちはISISを喜んで迎え入れ、キリスト教徒たちを追い出しました。ISISがモスルに入って来た時に彼らは歓喜してISISを受け入れ、キリスト教徒たちを追い出したのです。

 

ISISを喜んで迎え入れたのは、私たちと一緒に住んでいた人々、そうです、近所の人々でした。 私たちの隣人が他の人と一緒になって私たちを脅しました。『ISISに殺されたくなかったら、ここを去れ』と言いました。どういう意味でしょう? 私たち にどこへ行けと言うのでしょう? イラクでは、キリスト教徒を守る人はありません。キリスト教徒を守っているという人がいるなら、嘘をついているので す。」

 

イスラム教徒からの裏切りに遭っているのは、キリスト教徒に限った事ではありません。他の少数民族、ヤディジ人などは、同じ裏切りを経験しています。住ん でいた村がISISによる侵略を受け、血なまぐさいヤディジ人への虐殺や、女子供を奴隷とする目的の誘拐から逃れた68歳のヤディジ人男性が言いました。

 

「イラク人のジハーディストの他には、アフガン人、ボスニア人、アラブ人、アメリカ人やイギリス人までがいました。けれど、もっとも残酷な虐殺は、スンニ 派イスラム教徒である私たちの隣人が行ないました。私たちの隣人がISISに加わり、銃器を取って、誰がヤディジ人か、誰がそうでないか報告をしたので す。ISの占領を手伝ったのは、私たちの隣人のイスラム教徒でした。」

 

同じように、60ミニッツのインタビューの中でヤディジ人の女性は、なぜ今までずっと親しく付き合ってきたイスラム教徒の隣人がISISに加わり、彼女の仲間のヤディジ人らを裏切ってISISに差し出すようになったのかを聞かれ、答えました。

 

「はっきりとした事はわかりませんが、それが彼らの教えなのだと思います。ISISが迫っていると感じてから、彼らは絶えず私たちに改宗するように迫りま した。私たちは断っていました。以前にはそのような事はなかったのです。以前は私たちは家族のように親しくしていました。彼らの宗教がそのように教えてい るのでしょう。」

(中略)

 

イスラム教国であるという以外では、シリア、イラク、トルコなどと殆ど共通点のないナイジェリアでは、5つのキリスト教会が滅ぼされ、何人ものキリスト教 徒が殺されたジハードのテロは、地元イスラム教徒によって起こされました。地元のイスラム教徒らがボコ・ハラムのテロリストたちに、教会がどこにあるか、 キリスト教徒らが経営する会社や商店がどこだか案内して爆破させていたのです。

 

このような裏切りの行動は、時と場所を超えて、イスラム教徒と非イスラム教徒が共存する時に常に見られる傾向ですが、コーランの3:28を見れば理解できる振る舞いです。

 

[(イスラム教)信者は、信者に代わって異教徒を友としたり、異教徒らに対して心を開き、警戒をなく同盟を組んではならない。それを行なうものは誰でもア ラーとの関係は断たれる。アラーはアラーのみを恐れる事を望んでおられる。究極の目的は、全てをアラーに勝ち取ることである。

 

言葉を変えれば、それがイスラム教の利益にならない限り、イスラム教徒は非イスラム教徒と友人になるべきではないのです。例えば、アメリカでそうであるよ うにイスラム教徒が少数派であったり、彼らの指導者がジハードを厳しく禁じている内は、平和や寛容、異教徒との共存について語り、振る舞ったりします。

 

しかしながら、もし状況がイスラム教を躍進させる場合であったら、彼らは『すべてをアラーに勝ち取るために』、ジハードに加わる事が要求されているのです。

 

www.raymondibrahim.com