オバマのアメリカ(1)

 

オバマ大統領の内政は、支出を増やして借金を二倍にし、求人があっても働かず、社会保障に頼る割合を大幅に増やしました。またイスラム教国からの移民を増やし、人種間の対立を煽り、司法省を使って警察の権威を弱め、犯罪者に肩入れをしています。銃規制を厳しくし、却って銃による大量殺人の件数が跳ね上がりました。オバマケアの導入により医療保険制度は崩壊寸前で、月に20万円稼ぐ独身者がその給与の4分の一を歯科保健を除く健康保険に支払わなければならないほど跳ね上がっています。

 

外交を見れば、イラクからの早期撤退でISISの台頭を許し、捕獲したテロリストを釈放しています。アメリカの軍事力と影響力を弱め、「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言をしています。ヨーロッパに溢れるシリアからの難民ももともとはオバマ大統領の政策の失敗によるものです。イスラム教過激派によるテロは急増し、同盟国であるイスラエルでは日常的にイスラエル人への攻撃が続いていますが、オバマ大統領はパレスチナのハマスに肩入れをしています。

 

イランが核を所有する事を許し、制裁を解除し、3,000人の自国民を化学兵器を使って殺害したアサド政権に制裁を加えず、ロシアがウクライナを侵略するに任せ、中国の人工島の建設も黙殺しています。イラクやシリアでのイスラム教過激派によるキリスト教徒や少数民の民族浄化にも介入するつもりはなく、却って「イスラムの預言者を冒涜するものに未来はない」と宣言しています。

 

数え上げたらキリがないオバマ大統領の[失政(?)]の数々ですが、インド系アメリカ人で、保守派のコラミスト、作家のデニーシュ・デスーザ氏は、オバマ大統領の取る政策の数々の謎について、『2016 Obama's America(2016年、オバマのアメリカ)』という映画で説明を試みました。


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デスーザ氏の分析によれば、オバマ大統領の政策は、アメリカの影響力と国力を弱め、アメリカとその同盟国の安全保障を危機に晒し、敵が力を得る流れへと意図的に導いていく事を目的としてあり、こうした政策をとる理由は、オバマ大統領の「世界の不均等、貧困や争いは欧米の帝国主義によるもので、アメリカが弱くなり、アメリカの富や繁栄が第三国 に"返還"され、アメリカからの軍事的脅威が軽減される事が、やがて世界の平和へ繋がる」という考えにあると説明しています。

 

アメリカの大統領の掲げる目標としては、あまりにも信じられない目標であり、この映画が作られた2012年にも話題となりましたが、2015年の終わりを迎えるにあたってアメリカの実情を見れば、デスーザ氏の分析には説得力があります。

デスーザ氏の分析は多くのアメリカ人がオバマ大統領の本心を見抜くキッカケとなりましたが、この映画の為に、デスーザ氏の支払った代価は大きなものでした。 (2へ続く)

 

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