アメリカの政治事情

黒人を縛り続ける左翼政治

ジョージ・フロイド氏が死亡したのは、心臓発作が原因なのか、警察による首への圧迫によって窒息死させられたのか、二種類の死亡鑑定の判断が確定していないうちに『ブラック・ライブズ・マター』や『アンティファ』の抗議デモが広がり、黒人への人種差別を…

ジョージ•フロイド氏殺害と、警察による人種差別の有無

ミネアポリス市警察官によってジョージ・ フロイド氏が殺害されたのは、5月25日の事だ。 彼が逮捕をされたきっかけは20ドルのニセ札を使ってタバコを購 入し、店員から20ドル札が偽物である旨を指摘され、 購入したタバコの返還を求められたが、 それを断り…

愚を極める、社会封鎖への反対デモ

4月19日、ミシガン州のグレッチェン・ウィッティメア知事は、自宅待機命令に反対するデモ参加者が6フィートのソーシャル・ディスタンスを開けていない事を挙げ、自宅待機命令を延長する可能性がある事を示唆した。全米各地で起きているロックダウン措置に反…

コロナウイルス対策を巡る、両サイドの極論

私は全米でコロナウイルス感染者数が第三番目に多いミシガン州に暮らしている。ミシガン州で初のコロナウイルス感染者が確認されたのは3月10日だ。数週間以内に国際旅行をしたデトロイトに近いオークランド郡の女性と、ウエイン郡に住む、国内旅行経験者の男…

保守派アメリカ人と観た『主戦場』

ミシガン州アンナーバー市ダウンタウンにあるミシガンシアターにおいて、ドキュメンタリー映画『主戦場』が上映される事を、当日にミキ・デザキ監督から知らされた。ミシガンシアターは、私の自宅から10分とかからない距離にある。せっかくなので、主人や義…

トランプによるクルド人への裏切りと、トルコへの完全譲歩

10月6日のトランプ大統領と、トルコのエルドアン大統領からの直接電話会談から11日目の17日、アメリカとトルコの間に休戦が合意された。この合意内容は、クルド人部隊(SDF)の完全武装解除、シリア北部クルド人地区から5日以内でのクルド人強制撤退、トルコに…

同盟破棄による民族浄化の危機とISISの再興

最近のニュースとして、トルコのエルドアン大統領との直接電話会談の直後、トランプ大統領がシリアからの米軍撤退をツイッター上で発表し、トルコはすぐさまシリア北部に侵略、及び空爆し、先週まで米軍と共にISIS制圧に向けて戦っていたクルド人部隊(Syria …

旭日旗と表現の不自由

共同通信のニュースを以下に引用する。 「【ソウル共同】韓国国会の文化体育観光委員会は29日、来年の東京五輪・パラリンピックの際、旭日旗や、旭日旗をあしらったユニホームなどの競技場への持ち込みを禁止する措置を国際オリンピック委員会(IOC)や大会…

度を越した文政権の要求と、ドイツの戦後補償

日韓の関係が拗れに拗れ、それが日韓の貿易関係や GSOMIA破棄によって 日米韓の安全保障同盟関係にまで影響を及ぼしている。 https://www.reuters.com/article/us-southkorea-japan-usa/scrapped-intelligence-pact-draws-united-states-into-deepening-sout…

徒然なるままに、左右共に疑問ス

本来、『保守派』とは「第二次世界大戦をどのように見るか」では定義されない。『ナショナリスト』という呼称も、『修正主義者』という定義にも悪い意味はない。アメリカでは、トランプ大統領の熱烈な信望者であり、フォックス・ニュースのアンカーでもある…

「主戦場」という偏食

慰安婦問題を語るに於いて、右派と左派の意見の食い違いは当然として、左派、及び、『慰安婦肯定論(?)』者の中にある定義や意見の違いがある事は、意外と見過ごされている。右派による「強制連行は無かった」という主張に対して、吉見氏をはじめとする『慰安…

映画『主戦場』と、言い得て妙なる保守派の『自業自得』

朝日デジタル、産経新聞や東京新聞らの報道によれば、映画『主戦場』の為のインタビューと映画の仕上がりに大きな隔たりがあるとして、保守派論客がデザキ・ミキネ監督に法的措置を示唆し、また映画の上映中止を求めたようだ。これに関した記者会見が5月30日…

異論との共存

アメリカにおける保守派、リベラル派の間の論争でも似たような傾向があるが、多くの人々は、自分をリベラル派、民主主義者、また言論や思想の自由を護る自由主義者と自負していながら、自分の意見とは違う意見や価値観を受け入れ、それに敬意を払う事が出来…

政治目的を達成させる手段としての歴史

『主戦場』というドキュメンタリーを視聴された方々の反応を見ていると、右派の人々と左派の人々の反応に驚く程の共通点があるとわかる。多くの人は、一国の歴史という、違う考えを持つ多くの人々の関わった記録の連鎖を、まるで一貫性のある、しかも自らの…

A Reply To An Anonymous On Comfort Woman Issues (Revised)

An anonymous person sent me a rather lengthy message: ["After seeing you in Shusenjo, I viewed your blog and read your defense of "why comfort women aren't slaves." The crux of your argument appeared to be, "if comfort women were slaves, t…

慰安婦を性奴隷と定義する事への反論

ドキュメンタリー映画『主戦場』を視聴された方々の間で、私がインタビュー中、「南京を知れば知るほど、慰安婦たちが性奴隷であると思えてきた」等と答えた事になっているが、先の投稿でも述べた通り、そのような事実は皆無である。この点は、デザキ氏にも…

映画『主戦場』で言われた「立場の変化」とは

映画『主戦場』を視聴された方々から、「なぜ立場を変えたのか」と聞かれたり、またある記事には、「否定論者」から「肯定論者」へと立場を変えたように書かれてあったが、私自身、何についての立場を変えたと考えられているのか、理解できていない。 当然な…

Feelings Don’t Care About Facts, But Neither Do Facts Care About Feelings

Anyone who claims that I have said “As I learned about Nanking, I came to believe the Comfort Women were sex slaves…” or anything similar in the essence in the documentary film, Shusenjo, or in the interview is wrong. I have never thought …

My Thoughts On Comfort Women Issue, 2019 May

My Thoughts on Comfort Women Issues, May 2019 I have read the article called, “The Anatomy of Neo-Nationalist Misogyny” by Nina Trige Andersen. https://www.moderntimes.review/the-anatomy-of-neo-nationalist-misogyny/?fbclid=IwAR0MhohkqJ6KO6…

「金正恩はかなり賢い人だと思う」トランプ発言に見る独裁政治への思慕

4月30日日曜朝、大統領就任100日目を記念する『Face the Nation』のインタビューに応える形で、トランプ氏は北朝鮮の金正恩について「かなり賢いやつだ」と発言している。 Donald Trump: N Korea's Kim Jong-un a 'smart cookie' - BBC News [「人々は、『彼…

核兵器保有国としての北朝鮮

ジョシュア・ポラックと言えば、「この人をおいて、北朝鮮について語ってはいけない」北東アジア地域の軍事情勢やミサイル拡散問題の専門家である。彼は米国が北朝鮮に対して先制攻撃を行なうか、否かの是非を、それぞれの利点と失点をあげて考えている点か…

シリアの化学兵器はどこから来たのか

シリアのアサド政権が自国民に対して化学兵器を用いて虐殺を行なったことは、世界が認めている。これらの化学兵器は恐らく、イラク戦争が起こる前に、フセイン政権によりシリアに運ばれたものだ。 Inside the Ring: Syria, Iraq and weapons of mass destruc…

『愛国者』らは、北朝鮮軍事危機を直視せよ

何人かの方々から北朝鮮の齎す脅威についてのご質問を受けた。諜報活動の専門家に言わせれば、残念なことにアメリカには北朝鮮に対する諜報網は無く、核戦争に至らなくても、韓国と日本は共に通常兵器での戦火による被害を被る距離にある。 Why North Korea …

アサド政権による自国民への化学兵器使用と『アメリカ・ファースト』

4月4日火曜日、シリアのアサド政権が、反政府派の拠点の一つとなっているイドリブ地方を化学兵器を用いた爆弾攻撃により、子供や、まだオシメを履いている赤ん坊を含む市民少なくとも70人を殺害した。 Chemical Attack in Syria Puts Focus on Trump Policy …

日韓の和解を妨げる両国のナショナリストたちに反対する

世界の悲劇と言われている過去の出来事の、その壮絶さを図る測りに、被害者の数の大きさが取り沙汰される。一概に『虐殺』と言われても、被害者の数は複数(最小は二人)から何百万人にまで登り、その悲劇がやはり数の多さで測られるのも、ある意味当然だろう。…

ロシア: 民主活動家アレクセイ・ナヴァルニィー逮捕に見る、独裁者プーチンの焦り

ロシア政府内の腐敗を暴露し、『プーチンが最も恐れる男』と呼ばれ、ロシア民主化運動の指導的立場である弁護士のアレクセイ・ナヴァルニィが逮捕された。彼が主催した「反腐敗デモ」はロシア連邦内の90カ所以上の都市に広まり、各地では何千人もの人々が集…

日本政府によるグレンデール慰安婦像撤去裁判への意見書提出の問題

カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像撤去を巡る裁判が、グレンデール近郊に住む日本人によって起こされたのは記憶に久しい。この裁判は現地の裁判所で一審、二審とも原告側の訴えが退けられているが、この判決を受け、原告側は先月、連邦最…

無策のトランプ大統領、『一つの中国』政策を伝える

大統領就任直前のトランプ氏は、ここ何十年かの外交慣例を破って、台湾の蔡英文からの大統領当選への祝辞を受け、電話会談を行なった。それに対するメディアや外交、軍事、安全保障専門家からの猛烈な批判を浴びたトランプ氏は、「何億ドル分もの武器を売っ…

トランプ・アメリカでは、対中国戦は勝てない。

挑発的で、『反中国』とも受け取れる発言をするトランプ氏の大統領就任をもって、トランプのアメリカは、南シナ海における中国の軍事拡張に真っ向から対決するのではないかと期待する声が、日本のメディアや言論人にはあるようだ。 期待や夢想、幻想、或いは…

中国との戦争を語る狂気のトランプ陣営

トランプ大統領のアドヴァイザーであるスティーブン・バノン氏は、5年以内の中国との戦争を示唆している。 Donald Trump's closest advisor Steve Bannon thinks there will be war with China in the next few years | The Independent こうしたトランプ政…